(承前)
ここでは、この間のジャーナリストグループの訪朝で現地に立ってみて今後の日朝関係を考えていく際に必要不可欠、あるいは注意深く読み込み留意すべきだと感じた、朝鮮民主主義人民共和国の外務省スポークスマンの声明や8月末の金正日総書記の中国東北地方への非公式訪問にかかわる報道など3件の文書を掲載することにします。
示唆するものがとても多い内容だと感じます。
ぜひ精読、分析をと念じます。
8月20日朝鮮外務省スポークスマンは全文次のような談話を発表した。(朝鮮中央通信による)
100年前、日本は武力を動員して強盗さながらの方法で「韓日合併条約」を捏造し、朝鮮を不法に併呑した。
植民地統治の間、日帝が朝鮮人民に及ぼした人的・物的・精神的被害は計り知れない。幾つかの数字を挙げただけでも、100余万人の人々が虐殺され、840万余人の青壮年が強制連行されて奴隷労働と侵略戦争に駆り出されたし、20万人の女性が残酷な性奴隷生活を強いられた。人類史に植民地時代があったが、日本のように植民地民族の言葉と文字、人の姓と名前まで奪い、家々の茶わんやさじまで強奪していく極悪な民族抹殺と略奪政策を実施した国はなかった。
敗北後も、日本は米国の手先として終始一貫、朝鮮の統一を妨害して、われわれの制度を圧殺するための悪辣な敵視政策を実施してきた。
この100年間は日本にとって罪悪の歴史であり、その清算を拒否してきた歴史である。その100年間は、朝鮮人民にとって日本による被害の歴史であり、日本に対する憤怒の歴史である。
地球上の国と民族が半世紀が過ぎても毎年、第2次世界大戦の惨禍を顧みてその記憶を新たにし次代に譲り渡すのは、ほかでもない軍国主義とファシズムの再生を阻むためである。しかし、日本だけは歴代当局者や現職政治家自体が毎年、敗北日に「靖国神社」にはばかることなく参拝するのが現実である。
「韓日合併条約」捏造100年に際して、日本の現首相は南朝鮮に対してのみ過去を反省し、わびるとの談話を発表した。日本の現政権が過去の軍国主義政権と本当に縁がなくその復活を夢見ないなら、軍国主義政権のすべての被害者に条件や差別なく過去を反省し、謝罪していてこそ当然であろう。世界が日本の軍国主義再生の危険性について始終、憂慮を解消できずにいる理由がまさにここにある。
日本は、罪悪に満ちた過去について朝鮮民主主義人民共和国に謝罪し、賠償する義務から絶対に逃れられない。日本は条約ならぬ「条約」を捏造してわれわれの国権を強奪し、朝鮮人民に働いた特大型犯罪について早急に謝罪し、賠償すべきである。そうしない限り、絶対に国際社会で堂々と生きることができない。
日本は、敗北後に行ったすべての反共和国・反朝鮮総聯策動について誠実に反省し、対朝鮮敵視政策を直ちに撤回すべきである。そうすることが朝鮮の文化的影響を受けて生きてきた日本が守らなければならない最小限の道理であり、自分らの罪過を贖罪する道になるであろう。
日本は、歴史歪曲と独島(日本名・竹島)強奪企図のような軍国主義復活策動を直ちに中止すべきである。そうしてこそ、地域の恒久平和と安定を図り、日本自体の安全にも有利であろう。
日本から積もり積もった恨みの代価を必ず受け取るというわが軍隊と人民の意志は確固不動である。
『韓日合併条約』100年で日本の政党に共同書簡 北と南の政党」8月23日【朝鮮中央通信=平壌】
朝鮮社会民主党と南朝鮮の民主労働党は27日、日本の各政党に送る共同書簡を発表した。その全文は次の通り。
かつて日本がわが国に対する軍事的占領と植民地支配を「合法化」するために「韓日合併条約」を強圧的に捏造した時から100年の歳月が流れた。
これを契機に、北の朝鮮社会民主党と南の民主労働党は、これまでの忌まわしい過去を根源から清算し、隣国間の真の関係改善と善隣友好の新たなページを開いていく上で、各政党が担っている重大な使命と責任感から発して、貴政党にこの書簡を送る。
振り返ると、20世紀に日本がわが民族を軍事的に威嚇、恐喝して強圧的に締結した「韓日合併条約」は徹頭徹尾、不法・非道の捏造文書であって、その虚偽性と破廉恥さは既に歴史的事実資料を通じて余すところなくあらわになり、最近は日本の学界でまでも、この「条約」の不法性を認める主張が相次いで出ている。
しかし、日本は「韓日合併条約」をはじめ各種の侵略条約を強圧的に捏造し、わが国に対する軍事的占領を「合法化」し、40余年間にわたる最も野蛮な植民地ファッショ暴圧支配を実施し、日本軍慰安婦問題をはじめ特大型犯罪を働いたことに対して誠実な謝罪と賠償をしていない。
「韓日合併条約」捏造100年に当たり発表された現日本首相の談話も、北を排除した半分の謝罪、徹底した賠償問題の欠如した言葉だけの謝罪であり、こんにちも続いている日本の歴史歪曲と独島(日本名・竹島)「領有権」主張、在日同胞に対する民族差別政策を許す偽善的な謝罪であって、これはわが民族に対するもう一つの愚弄、欺瞞にほかならない。
特に、「平和国家」を「自負」する日本が、過去の過ちに教訓を得る代わりに、海外膨張と軍国化の道をひた走っており、最近は独島がある朝鮮東海領域で「参観」の名目で、実戦を彷彿させる合同軍事演習に加担したのは、朝鮮半島と東北アジアの平和と安全を脅かす重大な行為として、今、わが民族の激しい怒りと反発を招いている。
第2次世界大戦当時、人類に莫大な不幸と苦痛を与えた欧州の戦犯国が、過去の犯罪を誠実に謝罪し、賠償するために積極的に努力している時に、それとは相反する行動を取っている日本の不当な行為は、政治的・道徳的後進性を示すものであり、自国の利益と安全にも抵触するものであると考える。
日本がかつて、わが民族に犯した前代未聞の特大型犯罪に対して正しく謝罪し、しかるべき賠償をするのは、現日本当局の歴史的責任であると同時に、必ず履行すべき道徳的義務である。
過去を抜きにした現在はあり得ず、現在のない未来も考えられない。
日本の忌まわしい過去をきれいに清算し、時代と歴史の前に担っている自身の義務を誠実に履行し、東北アジアの平和と繁栄を志向する上で、貴政党の立場と態度、役割が極めて重要であると認める。
われわれは、日本の各政党が、かつてわが民族に犯した古今に類例を見ない大罪に対してはっきりと謝罪して徹底的に賠償し、時代の要求と平和を志向する人類共同の念願に応えて、隣国間の関係を未来志向的に発展させる上で自身の当然の歴史的・道徳的責任と役割を果たしていくことを強く求める。
「金正日総書記、中国を非公式訪問」8月30日【朝鮮中央通信=平壌】
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長である金正日朝鮮労働党総書記は、中華人民共和国国家主席である胡錦濤中国共産党中央委員会総書記の招請により、26日から30日まで中華人民共和国を非公式訪問した。
朝鮮国防委員会副委員長の金永春人民武力部長、朝鮮労働党中央委員会の金己男書記、太宗秀部長、姜錫柱第1外務次官、朝鮮労働党中央委員会の張成沢、洪石亨、金永日、金養建の各部長、朝鮮労働党黄海北道委員会の崔竜海責任書記、朝鮮労働党平安北道委員会の金平海責任書記、朝鮮労働党慈江道委員会の朴道春責任書記が随行した。
中国の党および国家の指導者と人民は、再び中国を訪問した金正日総書記を熱烈に歓迎し、最大の誠意を尽くして手厚く歓待した。
金正日総書記は、胡錦濤総書記と27日、長春市で温かく対面し、会談を行った。
対面と会談には、中国側から中国共産党中央委員会書記局書記である令計画党中央委員会弁公庁主任、戴秉国国務委員、王家瑞中国共産党中央委員会対外連絡部長、楊潔チ外相、張・国家発展改革委員会主任、陳徳銘商務相、劉結一中国共産党中央委員会対外連絡部副部長、劉洪才駐朝中国大使が参加した。
胡錦濤総書記は、中国の党と政府、人民を代表して金正日総書記の中国訪問を熱烈に歓迎し、外来侵略者に反対する共同闘争の中で中朝友好の歴史的根源がもたらされた吉林省と黒竜江省に対する訪問は、両国の伝統的な友好・協力関係をより高い段階へ発展させる上で特別に重要な意義を持つと指摘した。
また、金正日総書記が5月に中国を訪問したのに続き、4カ月ぶりに再び訪問したのは、両国の老世代の指導者が築き上げた伝統的な朝中友好をどれほど重視しているのかに対する明確な実証になると述べ、朝中友好の絶え間ない強化・発展のために傾けている総書記の貢献を高く評価した。
金正日総書記は、4カ月ぶりに胡錦濤総書記と再び対面することになったことをうれしく思うと述べ、貴重な時間をさいて遠く長春にまで来て親切に出迎え、歓待してくれたことに深い謝意を表した。
朝中両党、両国の最高指導者たちは、同志的で真摯かつ友好的な雰囲気の中で自国の状況をおのおの通報し、朝中両党、両国の関係をより一層発展させることと、共通の関心事となる重大な国際および地域問題について虚心坦懐に意見を交わし、完全な見解の一致を見た。
胡錦濤総書記は、伝統的な中朝友好は両党、両国人民の高貴な富であり、中朝友好を時代とともに前進させ、代を継いで伝えていくのは双方の共同の歴史的責任であると述べ、中朝友好・協力関係を強化し、発展させるのは、中国の党と政府の確固不動の方針であると指摘した。
また、東北地域の至る所に金日成主席の革命の足跡が歴々と刻まれていると述べ、主席は長期間の闘争を通じて朝鮮の独立を成し遂げただけでなく、中国革命の勝利にも大きな寄与をしたと指摘した。
そして、中朝協力を強化するのが、両国の社会主義建設をより立派に推し進め、双方の共通の利益と同地域の平和と安定、繁栄をより立派に守り、促すのに有利であると指摘した。
胡錦濤総書記は、中国側は朝鮮側と共に中朝友好・協力関係を心から守り、発展させていくことを願うと述べ、伝統的な中朝友好に新たな生気と活力を注入し、中朝善隣友好・協力関係を奮い起こしてさらに深みのあるものに発展させることにより、両国、両人民により大きな幸福をもたらし、東北アジア、ひいては世界の平和と安定、繁栄・発展にさらなる寄与をしようと思うと強調した。
金正日総書記は、長い伝統を持つ朝中友好は歴史の風波と試練を乗り越えた友好であり、歳月が流れ、世代が交代しても変わらないと述べ、朝中友好・協力関係を一層強化し、発展させるという朝鮮の党と政府の揺るぎない意志と決心を再び宣明した。
また、東北地方は金日成主席が東北の水を飲み、空気を吸いながら中国の革命家、人民と固く手を取り合って20余年の苦難に満ちた革命闘争を行った忘れられない地であるとし、主席の心の中からは東北のなじみのある山野と、共に戦った中国の同志に対する思いがいっときも離れたことがなかったと述べた。
そして、今回の訪問過程に日を追って変ぼうする東北地域の発展ぶりを直接目撃して深い感銘を受けたとし、この驚くべき変革は中国の党と政府が示した東北振興戦略の正当性と生命力に対する一大誇示になると述べた。
会談では、近年数回にわたって行われた朝中最高指導者の歴史的な対面以降、両党、両国の友好・協力関係が社会主義の理念に従って一層増進、発展したと評価し、社会主義の建設と祖国統一を目指す両党、両国人民の闘いに対する相互の支持と固い連帯が表された。
胡錦濤総書記は、朝鮮が安定を守り、経済を発展させ、人民生活を改善するために取った積極的な措置を高く評価し、金正日総書記を首班とする朝鮮労働党の指導の下に朝鮮人民が国家建設偉業でさらなる成果を収めることを心から願った。
そして、朝鮮の党と人民が社会主義の発展方向を堅持し、朝鮮の同志たちが自国の実情にかなった発展の道を模索することを支持し、金正日総書記の指導の下に全党、全国が緊密に団結し、刻苦奮闘して強盛国家建設偉業の実現を目指す闘いで必ず新たな成果を収めるものと確信すると指摘した。
金正日総書記は、胡錦濤氏を総書記とする中国共産党の指導の下、中国人民が党の執権能力建設を強化し、科学的発展観を実践し、調和の取れた社会を建設する歴史的路程で、絶えず新しく偉大な勝利を収めるものと信じると指摘した。
双方はまた、共通の関心事となる国際および地域問題、特に東北アジアの情勢に関連して虚心坦懐かつ真摯に意見を交換し、完全な見解の一致を見た。
金正日総書記の中国訪問を歓迎して、胡錦濤総書記が27日夕、長春市南湖賓館で盛大な宴会を催した。
宴会には、金正日総書記と共に金永春、金己男、太宗秀、姜錫柱、張成沢、洪石亨、金永日、金養建、崔竜海、金平海、朴道春の各氏をはじめ随行メンバーと崔炳官中国駐在朝鮮大使が招かれた。
また、中国共産党中央委員会書記局書記である令計画党中央委員会弁公庁主任、戴秉国国務委員、王家瑞中国共産党中央委員会対外連絡部長、楊潔チ外相、張平国家発展改革委員会主任、陳徳銘商務相、劉志軍鉄道相、劉結一中国共産党中央委員会対外連絡部副部長、劉洪才駐朝中国大使、孫政才吉林省党書記、王儒林吉林省省長、高廣濱長春市党書記をはじめ中央と地方の指導幹部が参加した。
宴会では、胡錦濤総書記と金正日総書記が演説した。
この日、長春市南湖賓館劇場では、金正日総書記を歓迎して中国の芸能人が特別に準備した芸術公演が行われた。
金正日総書記は、胡錦濤総書記と共に公演を鑑賞した。
金正日総書記は、出演者の公演成果を祝って花かごを贈った。
胡錦濤総書記は、金正日総書記と温かい別れのあいさつを交わした。
金正日総書記は5日間にわたって、中国の吉林省と黒竜江省のいくつかの都市を訪問し、至る所で中国人民の真心のこもった熱烈な歓迎を受けた。
金正日総書記は、金日成主席の革命活動緑故地の一つである吉林市を訪問した。
総書記を吉林駅で、戴秉国、王家瑞、劉志軍、劉洪才、孫政才の各氏、陳偉根吉林省副省長、周化辰吉林市党書記、張暁霈吉林市長をはじめ中央と地方の幹部が出迎えた。
金正日総書記は、戴秉国氏と会い、温かい談話を交わした。
戴秉国氏は、中朝友好を高度に重視している胡錦濤総書記が金正日総書記を特別に迎接するために自身を吉林に派遣したと述べ、胡錦濤総書記と中国共産党中央委員会、中華人民共和国国務院を代表して中国訪問を熱烈に歓迎した。
戴秉国氏は、金正日総書記の今回の中国訪問は、中朝友好の強化・発展に輝かしいページを記す歴史的な出来事になると指摘した。
そして、金正日総書記の指導によって朝鮮人民が、強盛大国建設偉業の実現をはじめ各分野で多くの成果を収めていることについて中国人民は自分のことのように喜んでおり、心から祝うと述べた。
続いて、胡錦濤総書記をはじめとする中央指導集団は、中朝友好を高度に重視していると述べ、伝統的な両国の友好・協力関係を絶えず強化し、発展させようとする中国の党と政府の確固不動の立場を再度宣明した。
金正日総書記は、戴秉国氏をはじめ中央と地方の責任幹部の案内で吉林市の各所を見て回った。
金正日総書記は、金日成主席が1927年から1929年まで学んだ吉林毓文中学校を訪問した。
教職員、生徒の熱烈な歓迎を受けて学校に到着した総書記は、校庭にある主席の銅像に花かごを献じて崇高な敬意を表した後、原状のまま保存されている校内を見て回った。
金正日総書記は、80余年前の学生時代の主席のにおいが残る机といすをはじめ貴重な事績物を敬虔な心情で見て万感胸に迫る様子であった。
学校を訪れた金正日総書記に、毓文中学校の生徒合唱団は不世出の偉人である金日成主席への限りない敬慕の念を抱いて「金日成将軍の歌」と吉林毓文中学校校歌を歌った。
金正日総書記は訪問を終えて同校に「朝中友好の象徴であり、長い歴史と伝統を持つ毓文中学校が立派な活動家をさらに多く育てることを願います。2010.8.26金正日」の親筆を残した。
何曼麗校長は、あれほど待ちこがれていた金正日総書記の訪問は、中朝友好の窓口である毓文中学校にとって最高の栄光、誇りになるだけでなく、自分たちに対する貴重な精神的鼓舞・激励になると述べ、中朝友好を代を継いで永遠に花咲かせていく決意を表明し、総書記の安寧を謹んで祈った。
金正日総書記は、主席が初期革命活動期に度々利用した秘密の場所の一つである北山公園の薬王廟を参観した。
総書記は、薬王廟で行った主席の革命活動に関する解説を受けた後、主席が秘密会議を行った地下室と寺の本堂を見て回った。
そして、中国の党と政府、人民が主席の革命事績を大事にし、誠意を込めて保存、管理していることに深い謝意を表した。
金正日総書記は、いろいろな化学繊維を生産する吉林化学繊維グループと吉林市カトリック教会堂の建物を参観し、新しく変ぼうする吉林市を俯瞰(ふかん)した。
総書記は、吉林は以前にわたしが生活したことのある所であるとし、かつてなじみのある所に再び来て大きな変化と喜ばしい発展を遂げたのを見て深い感銘を受け、多くのことを感じたと述べた。
総書記を歓迎して戴秉国氏が盛大な宴会を催した。
総書記に、吉林市は真心込めて準備した贈り物をした。
金正日総書記は、吉林省の省都である長春市を訪れた。
総書記を孫政才、王儒林、高広濱、崔傑の各氏をはじめ省と市の党、政府の指導幹部が出迎えた。
金正日総書記は、孫政才氏と温かい談話を交わした。
孫政才氏は、金正日総書記が中国人民の親しい友人である金日成主席の革命事績が数多く刻まれている吉林省を訪問したのは省の大きな栄光、喜びであるとし、歴史的な訪問を熱烈に歓迎すると述べた。
また、金正日総書記の今回の中国訪問は、両国の関係発展で歴史的な意義を持つもう一つの出来事であると述べ、中朝友好の強化・発展のために労苦と心血を注いでいる総書記に崇高な敬意を表した。
そして、強盛大国の大門を開け放つための闘いで朝鮮人民が収めた成果を高く評価し、吉林省の発展状況について紹介した。
金正日総書記は、中央の同行幹部と省の指導幹部に案内されて、長春農業博覧院、長春軌道客車公司を参観し、長春市の夜景を俯瞰した。
総書記は、中国共産党の指導の下に急速に発展する吉林省と長春市が収めた立派な成果を高く評価した。
金正日総書記の吉林省訪問を歓迎して、吉林省党は盛大な宴会を催し、贈物をした。
金正日総書記は、黒竜江省の省都であるハルビン市を訪問した。
金正日総書記をハルビン駅で、黒竜江省の吉炳軒党書記、王憲魁省長代理をはじめ省とハルビン市の党・政府の指導幹部が出迎えた。
金正日総書記は、吉炳軒氏と温かい談話を交わした。
吉炳軒氏は、金正日総書記が東北の最北端に位置している黒竜江省を訪れたのは省の大慶事であるとし、省の全人民を代表して熱烈に歓迎すると述べた。
また、黒竜江省の人民は尊敬する金正日総書記の指導の下に兄弟の朝鮮人民が革命と建設で収めたすべての成果を自分のことのようにうれしく思うと述べ、社会主義強盛大国の建設でさらなる成果を収めることを願った。
総書記は、黒竜江省の指導幹部と人民の心からの歓待に謝意を表した。
金正日総書記は、戴秉国氏をはじめ中央の同行幹部と省と市の指導幹部の案内で、ハルビンの食品加工企業、ハルビン電気グループを参観した。
総書記は、労働者階級をはじめ市内の勤労者たちの創造的努力によって、ハルビン市は日を追って現代的に改変されていると述べ、彼らの闘いの成果を祝った。
黒竜江省党は、中国訪問を終えて帰国する金正日総書記のために盛大な歓送宴会を催し、贈り物をした。
中華人民共和国訪問を終えて帰国する金正日総書記を、戴秉国氏と黒竜江省の指導幹部が熱烈に歓送した。
金正日総書記は、数千里(朝鮮の1里は400メートル)におよぶ中国の東北地域を行き来して、勤勉で英知に富んだ中国人民の思想・感情と経済、文化など各部門を深く了解した。
金正日総書記は、訪問の全期間、誠心誠意案内してくれた王家瑞、劉志軍の両氏をはじめ中国の党と政府の指導幹部に温かく見送られ、無事に祖国に到着した。
金正日総書記の中華人民共和国非公式訪問は、胡錦濤総書記と中国の党と政府の特別な関心と温かい歓待の中で成功裏に行われた。
金正日総書記は訪問の結果に満足の意を表し、中国の党と政府の指導幹部と東北地域人民の手厚い歓待に心からの謝意を表した。
金正日総書記が今回行った中華人民共和国に対する歴史的な訪問は、日増しに良好に発展している伝統的な朝中友好をさらに強化し、発展させる上で重大な意義を持つ画期的な出来事として、朝中友好の年代記に輝かしく記録されるであろう。
2010年10月05日
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