このブログを読んでくださっている方々はご存知だと思いますが、私が運営しているWebサイトに「小島正憲の凝視中国」というページがあります。
現場に足を運び、現場に立って中国を見つめる小島氏のレポートからは「中国の現在(いま)」が実にビビッドに伝わってきて、多くの方々から反響と高い評価をいただいています。
その小島氏の最新レポートを2本、ウエッブにアップしました。
「長征:東路軍の悲劇」
「残念!活かせなかった『東寧』の地縁」
です。
http://www.shakaidotai.com からお入りください。
中国革命史で重要な意味を持つ「長征」について、小島氏は独自のフィールドワークで衝撃的ともいえる「仮説」を提示しています。
小島氏の「仮説」への賛否はさまざまでしょうが、中国革命史を相対化し、検証していくことの重要性について重い問題提起となっていると感じます。
また、中露国境地帯の東寧からのレポートは、「大儲けのチャンスを逃した・・・」という小島氏の韜晦を注意深く読みこむことで、中露国境地帯の現在とそこで熱を帯びるビジネスの現況について実に貴重な現状が見えてきます。
かつて、ウラジオストクにかかわる企画を立てて現地に赴いた際中国・黒竜江省の綏芬河と接する中露国境の街、グロデコボで国境貿易の様子を取材したことを思い出しながらこのレポートを読みました。
なお、小島氏のレポートで随時「暴動情報」が伝えられることについて質問を受けることがありますので、一言コメントしておきます。
先週も「天安門事件」から20年ということで現在の中国社会が抱える課題や問題についていくつものレポートが各メディアで伝えられました。
改革開放が進む中で、中国の庶民の意識や暮らしぶりも大きく変化しました。
日本のメディアではあまり詳しく報じられていませんが、中国各地で住民が地域の行政当局と対峙したり、労働者が経営者、あるいは行政当局と対立したりということが数多く起きています。
そうした、庶民が立ち上がって「異議申し立て」をしていくという動きの中に、これからの中国の行方を大きく左右する可能性を秘めたものもあることを痛感します。
その意味で、小島氏の「暴動情報」はレポートのタイトルが刺激的であることを置いて、注視していく価値があると感じています。
そうした文脈で注意深く読み込んでいただければと考えます。
なお、まだメディアで報じられていませんし、確認もとれていませんが、中国(北京)駐在の日本人記者が「買春行為」によって退去を余儀なくされたという情報が入ってきました。
正直に言いますと、またか!という思いです。
実に恥ずかしく、情けないことです。
ジャーナリストとしての矜持というものを思い起こすべきだと思います。
またその記者を送っていた企業の責任者たちは、問題を深刻に受け止めるべきだと思います。
ジャーナリズムとして、などという「ないものねだり」はしないにしても、メディアの責任ということをもう一度かみしめるべきだと思います。
2009年06月09日
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